本日はMBA進学にあたって経営学の事前学習は必要かについて述べてみたいと思います。この件に関してはの見解は、受験をする大学院の筆記試験で都立大MBAのように経営学を選択する場合は、過去問を中心としてしっかりとした対策が必要ですし、小論文を書かせる大学院で経営学周りの知識があった方が書きやすい場合は、網羅的に知識をインプットしておいた方が良いでしょう。また、ケーススタディが中心の私立MBAへの進学を希望の場合は自分が苦手な領域(たとえば、財務会計など)については事前に学習をしておいた方が大学院に入学をしてからその負担が減ると思っております。では、修士論文の作成が必須の国立MBA,MOTはどうかというと、個人的には経営学の事前学習は必要ないと思っております(もちろん在るに越しことはないです)。大学院入学後に基礎科目を履修して、演習をがっつりやれば基本的な知識は身につくでしょう。私が国立MBA、MOT(修論必須)に進学される方の事前学習としておススメするのは、統計学とプログラミングです。特に実証分析をされる方は統計学が必須となります。仕事で両方使っている方などは必要ないかもしれませんが、大学院入学後に授業やゼミの課題に追われて忙しい中、統計学やプログラミングの勉強を1から始めるのはかなりしんどいです。たまに中間発表会で実証分析をやります!と宣言をして、その後にデータ分析や実装が出来ずにテーマを変更するケースはそれなりに聞きます。したがって、一橋や筑波、東工大に進学を希望で実証分析で論文を書きたい方は、早めに統計学とPythonなどのプログラミング言語の勉強をすると良いでしょう。
統計学の学習が初めての方は、以下の「意味がわかる統計学」をおススメします。私自身、統計学に関する書籍はかなり買い込みましたが、推定や検定の背景にある原理を数式などを使わずにわかりやすく解説をしてくれるので取っ掛かりやすいです。
また、Pythonの学習についてですが、初学者の方であれば、Progateから始めても良いですし、以下のようなPythonの入門書から始めてみるのも良いかと思います。
また、自分の場合はオンライン動画で学べるUdemyを活用しました。書籍にはあまりないAPIへの接続についてはUdemyを利用しての独学で身に着け論文作成に活かしました。Udemyは定期的にセール(大体2000円くらい)をしていますので、安いときに購入されるのがおススメです。