都立大学MBAの入試は9月と2月の年2回行われます。倍率については公開をしていないので不明ですが、可能であれば9月入試で合格を勝ち取るのがベターだと思います。あくまで一般論ですが、複数回入試が行われる場合、早い回に行われる方が倍率が低いことが多いです。選抜試験は筆頭試問と口頭試問から構成されており同日に試験が実施されます。筆答試問は1時間30分で経営学の各分野(経営戦略論、経営組織論、マーケティング、会計学、マネジメント、サイエンス、数学)から出題された問題を1科目回答します。どの問題が回答しやすそうかは過去問(2021年度9月入試過去問)を見た上で対策を立てると良いでしょう。口頭試問では論理的な思考力とキャリアへの志向性を重視して判定すると願書に書かれております。この大学院は修士論文の作成が必須となっておりますので研究計画書が重要であることが推測されます。
研究計画書はA4で4枚以内となっております。記載する内容は、
- 研究テーマ(リサーチクエスチョンの形になっていることが望ましい)
- 研究の意義(その研究テーマにどのような学術上、あるいは実務上の意義があるのか)
- 研究テーマに関連してこれまでに論文や専門書などを読んで学んだこと、自分で調べたこと(いわゆる先行研究ですね)
- 今後の研究計画(研究を進めていくにあたって今後どのような取り組みが必要か、アクセスすべき、もしくはアクセス可能な情報源)
となっております。なお、文献の引用についてはしっかりとルールを守るよう指示があります。
上記を見るとかなりしっかりとした研究計画書を書かせるな・・というイメージです。都立大学MBAを目指す方は、筆記試験対策と研究計画書対策をしっかりと取り組みましょう。